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川崎市子ども夢パークが2024年度グッドデザイン賞を受賞しました

認定NPO法人フリースペースたまりばが運営に参画している「川崎市子ども夢パーク」(以下夢パーク)が2024年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

夢パークは、川崎市子どもの権利に関する条例(2000年12月制定、2001年4月施行)の具現化を目指して、2003年に川崎市に開所、「子どもが自由な発想で、遊び、学び、つくり続ける居場所」を基本理念に活動してきました。

今回の受賞は、「子どもの権利を尊重し、禁止事項を極力排除し、子どもが自己責任でチャレンジできる場を長年にわたって提供してきたこと」「子どもの意見を取り入れ、大人や地域と共に20年以上にわたり場を作り続けてきた姿勢」を評価された、”場のデザイン”としての受賞になります。

夢パーク整備の基本構想・基本計画に参画した子どもたち、大人のみなさん、開所後に夢パークで来てくれている子ども・若者たち、つくり続ける会、支援委員会、地域のみなさまなど運営に参画・協力くださっている団体・個人の方々と積み重ねた日々が、今回の評価につながったと考えています。共同運営事業体の一つとして、今回の機会を借りて夢パークに関わってきたみなさんに改めて感謝申し上げます。

なお、今後の予定として、11 月1日(金)から5日(火)まで東京ミッドタウンで行われる受賞者展示会にパネル展示されます(展示会の詳細は追って、団体ホームページ、団体facebookページでご案内します)

1.審査委員の評価コメント
オランダの歴史家ホイジンガは「遊び」が人間の本質であると提唱し、フランスの哲学者ベルクソンやアメリカの社会学者リチャード・セネットは「つくること」が人間性を確認する行為だと述べている。つまり「遊び」や「つくる」という軸を持つ場所は、子どもが自分自身を確かめ、育むために極めて重要な場だと言える。そのため、子どもの権利を尊重し、禁止事項を極力排除し、子どもが自己責任でチャレンジできる場を長年にわたって提供してきたこと、さらに、子どもの意見を取り入れ、大人や地域と共に20年以上にわたり場を作り続けてきた姿勢は、非常に重要であり、まさに場のデザインと言える。この施設が勇気をもって継続してきたアプローチと活動は、人間性を高める場づくりの好例のひとつであり、今後さらに社会的意義を高めていくことを期待したい。

2.関連リンク

グッドデザイン賞ホームページ:川崎市子ども夢パーク受賞概要
https://www.g-mark.org/gallery/winners/27503?text=%E5%A4%A2%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AF

川崎市ホームページ:報道発表資料(2024年10月16日)
https://www.city.kawasaki.jp/templates/prs/450/0000170222.html

3.本件に関する問い合わせ先

認定NPO法人フリースペースたまりば(担当:中川)

Mail info@tamariba.org

電話 044-789-9812

公開日 : category : お知らせ